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詩はもうノートに書かなくなった
寝起きのスクリーンがまぶしい
夢で聞いた歌をはやく
うつさないと
吸い殻と空いた缶コーヒー
あと何度ゴミに出したら
詩はもうノートに書かなくなった
正確な時間だけを知ってる
いつかも今も溶けてゆく
あの感覚はもう
両手はあるのに言葉がない
たった一つの言葉がない
なんでも出来るよ祈ること
首を絞めてしまうことも
詩はもうノートに書かなくなった
真っ白なスクリーンがまぶしい
まだ残ってるだろうか
私の中に、光