2012年7月21日土曜日
水(即興詩)
水を一杯いかがでしょう
無色透明、無味無臭なそれ
ややこしい俺の
便、し尿、焦燥、嫉妬、猜疑心、
虚栄、慢心、諦念、臭夢、
それらを布で包んで
ぎゅっ ぎゅっ
絞ってこして出した水
無色透明、無味無臭のそれ
例えば、詩。
それはまるで、水の様に
濾過された感情を
例えば、詩。
それはまるで、水の様に
恰も美しいかの様に
水を一杯いかがでしょう
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