2012年11月12日月曜日
麻の記憶
煙の友達
吸って 吐いて
形がわからなく なる
歌の声しか
しない 部屋
耳元で
俺を回す声が
見なければこんなに広い
見なければいつも居る
でも目をあければ
煙、がある だけ
ああ 乗って
くる
2012年11月5日月曜日
あんなに嫌だった
あの時間の歌を
借りてまで聴こうとしている
窓から唾を吐く 砂利まで落ちるその時間
懐かしくなるその前の 懐かしい音に包まれて
何の空も憶えちゃないから
居たいな、もう一度だけ
あんなに嫌だった
あの時間の絵を
買ってまで見ようとしている
満面のその気持ちじゃ無く 暇を塗っていたその時間
振り返らずには会えなくなった 奴らがずっと其処にいて
溜まったまま 偉ぶったまま
俺はいつまでも追ってしまう
何の空も憶えちゃないから
居たいな、もう一度だけ
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