「蒸発」
わたしやっぱり、水がいい
そう言ってきみは飛び降りた
濁らせ合う様なキスの前に
ひとあし先に、透き通った
はやく蒸発してよ きみ
いい感じで終わって
読書のすきま
文字がしらせた
君の最後
睨まれて
ずっと道に立ってた
起きてるだけで
ちょっと疲れた
あつい さむい
なにも思えないから
春はきらい
眠っていればとても元気
落とした小銭を拾い集める朝なのに
たまった水はたまったまま
はやく蒸発してよ きみ
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