完璧な人生
穴を掘り、又埋めるのだ
何万年もそうしてきたと
告げられて真似をしてるだけ
いっそのこと蟻の様に
ただ誰かに憧れていたい
咲き乱れるひまわりは
別れの時に使った台詞
それは映画のワンシーン
演出された言葉の真似
いっそのこと馬の様に
即物に向かい走っていたい
真っ白い紙に名前を書いて
陽に透かして見てみれば
そこにわたしの記号が見える
「空と呼べ」と教わった
地平線まで広がる無意味
わたしの人生は、完璧
花一輪も語り得ない
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